「生活協同組合コープみやざき」が好調な理由

視察に来られる皆さんは「パートの職員さんを含め職員1人ひとりが『組合員さんのために徹底して尽くす』という意識が組織に定着している」と言う。

1984年に組合員さん一人ひとりを大事にして、その要望に応え続ける組織を作りあげるよう努力してきました。

それまでは、生協とはこうあるべきという理念があって、上から目線というか、それを組合員さんに理解してもらうという考え方だった。

とある理事会で「たくさんの組合員の声が出されましたが、一体これはどう扱われるのですか」と組合員さんに聞かれ、考えてもなかったので、答えに詰まったそうです。

それ以来、組織が大きくなっても一人ひとりの組合員が大事にされる組織を作ろうと組織運営方針を変えた。組合員にどうして欲しいか聞いて、それを理事会で全力を尽くして実現するようにした。

組合員の声を汲み取ったり、職員の思いを共有するツールとして、機関誌の「ハローコープ」と「にじのわ」、部内報の「みらい」などいろいろある。

職員の取り組みを共有化する事例発表会を年に2回行うようになった。今では職員にとって最高の栄誉になった。

スタートは1990年、クレームばかりクローズアップされるばかりだったが、「俺達も頑張っているぞ発表会」を開催し、いい仕事を発表するようになった。

人事考課制度を導入しなかった。考課制度を導入して相対効果を入れると、自分達のノウハウをみんなに出すと損をするという関係になってしまう。

コープみやざきは平面組織図にしている。ポスト手当を低く設定し、出世や降格ではなく、役割が変わったと考えるようにした。

部内報に書かれたものを「雑感集」という形で本にしている。職員の方にとっては非常によい教育になっている。

困ったとき、悩んだ時に雑感集を読むと必ずヒントがある。

自分の考えていることを素直に書きますので、チェックしながら進んで下さいと思って部内報を書き始めた。

雑感集には具体的な事例やエピソードが非常にわかりやすく書いてあります。

鍵山秀三郎氏の掃除から学びました。トップとしてこうありたいと発したあとはマネジャーに任せる。自分は現場に行って一緒に陳列したり掃除をしたりしてちゃんと伝わっているかどうか一緒にやりながら考えるといった運営スタイルにしている。

非常に感心したのはコープみやざきは、経営が健全なんです。お店も黒字。健全経営を徹底しているのはすばらしい。

1988年に3億の赤字を出した。そのときの大変さとみじめさは今の幹部にしみついている。だから、事業として成り立つかということが常に基本になっている。投資したお金がちゃんと回収できるかということです。

4ヶ月以上の長期未納者がゼロというのも奇跡的。コープみやざきでは「地域責任者」と呼んでいる。

1999年には長期未納者が407人、1199万円あった。2013年にゼロ、2014年もゼロだった。

未納は大変な問題なのに、生協が一生懸命やっているとは思えない。と理事から声が上がる。

回収ノウハウではなく、再発をふせぐノウハウを得た。

未納金のスローガンは、「毎週ルールを守って入金されている組合員さんの思いを大切にし、より気持ちよく利用していただくために、長期未納金ゼロを目指し続けます。」というもの。

「できている人や部門、事業所に徹底的に学ぶ」

新聞折り込みをやめた。

1800人の人が来てくれているのに、足りないと言って来ない人に思いを馳せているようでは、目の前にいるお客さんに失礼になる。

来てくださった組合員さんに全力で尽くして、その組合員さんたちが満足して帰って、他の方に紹介してくれるような店にしなくてはいけないと思いました。

「聴く」ということが生協の事業のスタートであり、核心です。

「毒以外はなんでもおきます」といいました。シンプルでわかりやすい表現でした。コープみやざきの唯一の商品政策だった。

来られる組合員さんが求めるものを品揃えするのを基本としている。

生協が小さい時には仕入れだって苦労したのだから、その頃と変わらず取引先の持っている情報をもらったり、一緒に勉強しながら事業に取組んでいる。

組合員さんからの「よかったの声」も年間13000件ぐらい頂いている。

コピーして、それぞれの商品の取引先に毎月渡して喜ばれている。

年度末には決算の簡単な報告と、福祉施設につくってもらったクッキーを1年間の取引のお礼として送っています。

組合員さんが喜ぶというのは、何かしらの不安や不や不便が、生協がかかわることによって解決していく、もっと言うと、他の事業者がやるより高い満足を組合員さんが得られるということです。

ワタミさんがやっていて、電話番号は何番ですよとか、どこそこの社協はやっていますから、調べてみますとか紹介してあがたらいいと思っています。

他社の存在に感謝し、無理な経営はしない。他の店が遅くやってくれているおかげで、我々は20時閉店できるのです。

システム会社を自前で持っている。開発、改善がスピーディにできるのが利点です。システムが硬直化すれば組織が動かなくなってしまう。

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